横浜の日の出町にある横浜図書館に行って来た。
金沢八景の図書館で借りた本を返そうと思って、四冊の本を抱えて家を出た。
なんとなく、日の出町の図書館まで足を運んでしまった。
本を返してから、何気なく館内を歩いているときに、ビデオライブラリの案内が目に付いた。
地下一階のビデオの中で、目に留まったのは、
「シャーマニズムの伝統と現代」というタイトルだった。
そのビデオの中で、シャーマンと呼ばれる人達の立場、分類、そして、
いろんな国でのシャーマンの影像を見ることができた。
沖縄、シンガポール、バリ島でのシャーマンの影像は、自分にとって違和感があった。
影像に映っていたシャーマンは、霊媒型の人たちだった。
影像的にはインパクトがあるけれど、自分とは違う世界の人達だった。
シャーマンの種類として、少数派の脱魂型の人たちがいることも知ることができた。
脱魂型とは、自我を離れて、無意識の心に自ら進んで行き、
ビジョンを見る能力がある人たちのことと理解した。
地図上、北米の先住民のグループは、脱魂型に分類されていた。
この能力は、3万年昔から人が持っていたという仮説もあり、
古代の叡智を求める、自分が求めている能力だと思う。
外見は普通の人だけれど、外からのメッセージと無意識からのメッセージを、
同時に受取ることができる技術を磨いている人たちにあこがれている。
ビデオの解説で使っていた図が分かりやすかった。
氷山の絵のように、水面の上の「自我」だけで生活していると、
無意識からのメッセージを、全て遮断してしまうことを説明していた。
水面下の無意識の大きな塊から、メッセージを受け取ることが
夢であり、脱魂型シャーマンの研ぎ澄まされた能力によるものだと考える。
無意識からのメッセージに関する説明の最後に、好奇心を揺すぶられるものがあった。
「個人の無意識のさらに深いところに、集団の無意識が存在する」
このメッセージを聴きながら、最近のシンクロニシティ現象の深いところにある、
集団の無意識について、自分なりに研究してみたくなってきた。
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