「虹の戦士」という本の中に、短いバージョンの虹の戦士のお話が載っています。
この部分は、北山耕平さんの「あとがきにかえて」の一部に含まれています。
少しずつお話を暗記して、子供たちへの贈り物としてのストーリテリングをしてみたいな。
最初の部分からご紹介します。
このお話は、アメリカ・インディアンがキャンプ・ファイアー・ストーリとして、
焚き火の脇で子供たちに語って聞かせる物語として残されたものです。
「虹がなにか知っているかな?
さよう、大空にかかる美しい色をした弓のことだな。
戦士とは、勇気あるものたちのことだ。
恐れるかわりに、勇気を持つものたちのことだ。」
最初の部分を書いてみました。
みなさんは、どんな景色を思い出しているでしょうか。
私は、遠い昔に体験した、なつかしい想い出を感じています。
子どもの時は、雨が降った後には、大きな虹がかかっていました。
自転車で走っても、はしっても、
虹は、どんどん逃げていってしまいます。
虹の絵本の想い出では、虹が出ている場所の下に、
虹の精霊が住んでいるという話しを聞いたことがあります。
今となっては昔話。
きれいな虹を見ることが出ないのです。
空気の純度が落ちてきて、水分が空中に留まらないからでしょうか。
虹を見かけたら、思い出してほしい。
ホピ族に伝わる、虹の戦士のお話しを。
心の温かさという武器を携えて、
冷たい心を暖める勇気のある人たち。
虹の戦士たちは自らの判断でしか動かない。
自分の中にある恐れを乗り越えて、
自分が住みたい環境を、自分の力で創りだしてしまうような、
自分に素直な人が増えたらいいな。
現実の生活の中、多くの心温かい人たちで、
繋がって生きていけたら最高の幸せになるのにね。
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