「ビ〜ン、ビ〜ン、ブ〜ン、ブル〜ン、ビ〜ン。
こうやって響かせるんだよ。」
「やってみたい。
カチ、カチ、カチ、ビ〜ン。
あ、音が出た!」
夕食後、子どもといっしょにムックリを響かせる練習をしている。
インターネットを調べると、ムックリの練習方法、模範演奏の音を
すぐに知ることができることに幸せを感じる。
北海道の白老にあるポロトコタンに行った時、ムックリを2つ買って来た。
そして、その場で演奏の方法を教えてもらった。
ちょうど1ヶ月前の今日、ムックリと出会っていた。
少しずつ練習するうちに、ムックリの響きに心がときめくようになってきた。
小さな竹でできている自然の楽器を響かせるだけで、
自然の響きと共鳴するように感じる。
川のせせらぎ、鶴の声、熊の息づかい、キツネの踊り、子どもたちの心、
そしてグレートスピリットとの繋がりを、自分の息を使って表現してみたい。
今、ふと、イメージがうかんだ。
静かな湖のほとり、素足で水を感じなら、
湖の中央にむかってムックリを奏でている。
その音に合わせるように、鷲が舞い、風が吹き、そして聖なる雲が現われる。
湖面の上を歩いて行くと、中央に光の円い柱を見つける。
その光の柱に足を踏み入れると、身体が空に浮いていく。
ムックリを演奏しながら、雲の上に浮いていく。
先日観たアトランティスの映画の一場面と、北海道の神秘の湖が繋がって、
ひとつのイメージとなって心に浮かんできた。
昨日から、時々平行感覚がゆらぎ、ふらっとすることがある。
目をつぶって、身体を左右にゆらすと、
空間が縦に波打っているようなイメージがうかんでくる。
このゆらぎが、早くなくなりますように。
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