「カメの甲羅って、13個の模様が入っているんですね。」
尚子さんのお家に同居しているカメさんの甲羅をじっと観察しているときに、
思わず口に出た言葉。
これほどシミジミとカメの甲羅を見たのは初めてでした。
「祖先の人達は、カメの甲羅に一年の暦を重ね合わせたんだな。」
という思いがよみがえってきました。
今の日本の社会のルールに従うと、一年は12ヶ月です。
ネイティブアメリカンの暦は13ヶ月あります。
月の満ちかけ、人間の身体の生理的周期、いろんな自然のルールに沿って
13個の月に分けられています。
祖先の人達は、カメを「母なる大地の象徴」としました。
カメの甲羅は13個の模様と、それを囲む輪から成り立っています。
13個の模様は、13の月の数を表します。
そして、模様を囲んでいるカメの輪には、
「祖母なる月が母なる地球を周る周期」が表されています。
さらに、「母なる地球が祖父なる太陽を一年かけて周る空の道」を表す
「聖なるフープ」をカメの「輪」で表しているのです。
「聖なるフープ」は、「すべての生きものたちの聖なる関係を示す象徴の輪」
という意味をもっています。
「輪」の統合と調和を成し遂げたとき、全体の安定が保たれます。
地球を守り、自然と調和して生きる事を始めないと、
バランスの崩れた地球から、警鐘としてのメッセージがくり返し発信されてきます。
地震、津波、台風というような自然のメッセージから、
しっかりとメッセージを読み取ることが必要になっている時代になって来たと
私は感じています。
今度カメさんを見かけたときは、甲羅に託されたメッセージを
少しだけ思い出していただけると幸いです。
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