「メディスン・パーソンやヒーラは癒しの媒介者に過ぎません。
メディスン・パーソンは成功を求める個人的欲求を捨てて、
純粋な心で大いなる神秘の仕事を媒介しなければならないのです。
病む人自身が治りたいと心から望むことも必要です。
また病をもたらしているものが何であれ、
病む人はそれを進んで捨てなければなりません。」
「癒しに失敗はありません。
唯一の失敗は、自分の虚栄心を高める手段として癒しを与えたり、
自身や他人への罰として癒しを拒絶することだけです。」
アメリカ・インディアンの聖なる大地の教えの、8の月3夜の一部をご紹介しました。
私がコーチングを学び始めたきっかけは、
自分のコミュニケーション能力の向上が目的でした。
人と話すことを意識的に避けて生きてきたことによって作りだされた、
自分の中のカラを破りたいという大きな課題にチャレンジしたのです。
コーチングを学んでいくうちに、コーチングのセッションが
だんだんつらいものに変わっていったのです。
楽しくお話するだけでは、コーチングにならないし、
コーチらしい質問をしなければいけないというようなプレシャーが、
自分を苦しめるようになった。
コーチングのスキルを身に付けてしまえば、どんな人の人生も楽しくすることが
出来るというような、おごりのような意識が支配していたのだと思います。
100人コーチングを始めてから、自分のコーチングスタイルが、
自分の中で見えてきました。
それは、「癒しの空間」を提供し、
「相手の人の顕在意識」と、「相手の人の心の中」との間に
「架け橋」を渡してあげること。
自分のスキルではなく、相手の中にあるものが、その人自身を導いてくれることを、
信じて継続的なサポートをすることが、自分のミッションだと感じました。
癒しコーチとして、意識すべきことは、自分の虚栄心を捨て去ること。
その力は、偉大なる母からの贈り物だから、
感謝の心をもって、その贈り物の力を、必要としている人に分けてあげるだけ。
必要としている時に、必要としている量だけを、分け与えていくことが、
アメリカ・インディアンの叡智。
心のままに自分の力を分けてあげるだけ。
コメント