「ゴロゴロ、ピカーッ。
バリバリッ。 ザバーッ。」
雷とともに土砂降りの雨が降ってきた。
この季節にしては珍しい雷雨だった。
カチーナのための夕べのイベントが、
空に聞き届けれれたように感じた。
僕が好きなカチーナは、
雷雨のカチーナだった。
その前にくると、全身がシャキっとするような
緊張感を感じるカチーナだ。
2005年8月12日の夜、神奈川県立近代美術館葉山館で「ホピ カチーナのための夕べ」という
イベントが開催された。
美術館の中の大きな展示室には、100名を越える人たちが集まっている。
静かな部屋に、インディアンフルートの音と、インディアンドラムの音が染み渡った。
その音にのって、カチナ人形に記憶された、昔のインディアンたちの精霊が、
集いに参加しているような熱気を感じた。
インディアンフルートの音色で清められた空気の中に、Yaeさんの声のバイブレーションが響き渡った。
ハワイの言霊のような、心にダイレクトに染み渡る声は、体の奥底まで癒してくれた。
ここに集った人たちが、心を溶かし、ひとつになってしまうような、聖なるパワーを放っていた。
ライブが終わり、今度は葉山美術館の中庭で、キャンドルセレモニーが始まった。
大きなキャンドルの光をかこんで、のなかかつみさんのスピリチュアルな
インディアンフルートの音色が、場の雰囲気を浄化してくれる。
その音にのせて、真砂秀朗さんのインデアンフルートとYaeさんの歌が共鳴する。
カチナたちは、どのような使命をもって、日本の地を廻ったのだろうか。
関西の伊丹市に、カチナを見に行ってから、僕の生きかたが、激変した。
ホピの予言に出てくる、物質的価値観での生きかたから、
よりスピリチュアルな生きかたを大切にするようになってきた。
カチーナたち、ありがとう。
そして、カチーナを通じて、繋がることができた、時空を越えた家族に感謝します。
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