朝の光を、六角の水晶に当ててみた。
すると、今まで見たこともないような、きれいな虹色が壁に映しだされた。
この虹を、大空でもう一度見てみたい。
「虹の戦士」の本の中で、北山耕平さんが紹介している短いバージョンの
「虹の戦士」の一部を思い出した。
「いずれ、将来、動物たちが姿を消しはじめるだろう。
人びとはオオカミの姿も目にすることがなくなる。
熊も、鷲も、見なくなるだろう。
姿を消しはじめるのは、動物ばかりではないぞ。
大きな木たちもまた消えていく。
人びとは互いに争うことばかりで、愛し合うこともなくなるだろう。
空にかかっていた美しい虹も色あせ、
人びとはもう虹を目にすることもなくなるだろう。」
毎日、虹の出る日を待ち望んでいる。
しかし、横浜の空に虹を目にすることもなくなってしまった。
虹との出会いは、アイルランドのガルウエイからバスで数時間走ったところにある
「モハーの断崖」での出来事だった。
200メートルの断崖の上に建つオブライエン塔の上に登り、さらに展望台の縁の上に立ったとき、
足元に、円い虹が現れたのだった。
展望台からでは、見ることのできない虹。
なぜか、縁の上に登りたくなった。
その虹が私に何かの種を植えつけたように感じる。
その後も、コーチング研修の中で、ビジュアリゼーションをする度に、
イメージに浮かび上がってくる虹の姿に魅せられていった。
夢の中にも、数十個の虹が同時に現れたこともあった。
深層心理のなかで、何かが自分にメッセージを贈っているのかもしれない。
そして今日、あらためて自分のやりたいことに気が付いた。
未来に希望を繋げる、子供たちのためにも、虹を大空に呼び戻したい。
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