「世界中に、
きれいな虹が出ますように。」
朝の光を浴びながら、
心の全てのエネルギーを込めて
虹の祈りを捧げた。
北海道のニ風谷は、
アイヌの文化が継承されていた場所。
その文化は、ダムという現代人の作り出した
人工的塊によって、古代の叡智が湖底に沈んだ。
しかし、一箇所だけ、古代の人たちの
エネルギーを感じる場所が残っていた。
嬉しかった。
ユオイチャシコツという円形の台地は、古代の人たちが、儀式の時に使った場所だと、僕は思う。
円形の広場に入り、目をつぶって、自分の座る場所まで歩いてみる。
自分なりの虹の祈りをする場所には、義経神社の枝を置き、
インディアンの清めの葉である、セージを置き、その上に、レムリアの水晶を立てた。
台地に座り、この場をお借りする許可と、この地に導いてくれたことに対する感謝した。
父なる太陽、母なる大地、そして4つの方向に感謝を捧げたあと、無心になる。
そして、溢れてくる言霊を世界に向けて発した。
「世界中に、きれいな虹が出ますように。
本当の平和、ホピの種を持って生まれてきた子どもたちは、
虹を見た時、平和の気持ちが発芽する。
本当の平和、ホピの種を受け取る土壌の出来た大人たたちは、
虹を見た時、平和の種が蒔かれる。
そして、ふたたび虹を見た時、その種は発芽する。
世界中の子どもたちが、本当の笑顔を取り戻すことができますように。」
身体全体がビリビリしてくるとともに、涙が出てきた。
熱い涙が、頬を流れ出してきた
「素直な心のままで、生活できる環境をつくりださないと、
柔らかすぎるホピの葉は、すぐに傷ついてしまう。
子どもたちの、やわらかい新芽を守るために、心の大きな大人たちで守ってあげたい。
僕も含めた心の大きな大人たちが、本当のホピ(平和)の生き方を、
子どもたちに見せてあげたい。
子どもたちの未来、
そして、大人たちの残された人生が、
光り輝くものとなりますように。」
自分の心のエネルギー全てを込めて、ユオイチャシコツから波動を送り続けた。
右目からの涙が止まらない。
心の中でたずねてみた。
「僕にメッセージをください。」
すると、左目から、やさしい涙が流れてきた。
自分が癒されるような、あたたかく、やさしい水が、頬を潤した。
虹が出たら思い出してね。
本当のホピ(平和)を伝えている人たちがいることを。
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